水草の花

お読みくださいまして、ほんとうにありがとうございます

水草の花 6 

 


今日は日直当番。

もうひとりは水沢さん。
やっぱり何か堅い雰囲気。

授業の号令は僕が担当。
声はよくとおるほうだと言われてる。

終わって黒板を消しにいく。
水沢さんが手をすべらせて、黒板消しが床に落ちた。
水沢さんはそのまま考えている。
僕はひろってかわりに消した。

 ・・・ あ り が と う  

水沢さん、どこか痛いのだろうか。
顔色が良くないように思えた。
日誌は僕が書くから と先に帰ってもらった。


母親にたのまれていた豆腐を買いにスーパーによった。
花のコーナーが好きで癒される。
水につかってない花があった。
しおれないようにもどした。