「 長谷川君、昨日はほんとにありがとう。」
「 あ、水沢さん、楽しかったね。」
「 ヒマワリの絵もかざったよ。部屋が明るくなった。」
「 良かった、なんか嬉しいよ。」
「 それでね長谷川君、バラ園に行ったことある? 」
「 小さいときにつれていってもらったかな? 」
「 今度、行ってみようよ。長谷川君なら楽しめると思う。」
「 え、じゃあ、また日曜日、」
気持ちが舞い上がる。
水沢さんがさそってくれた。
ほんとうに嬉しかった。
僕は水沢さんのことが大好きになっていた。
絵が完成に近づく。
今まで描いてきた絵の中で、一番輝いてると思う。